Industrial Gas Applications産業ガス利用分野 -工業-
- Heat
Treatment熱処理 - Welding and
Cutting溶接・溶断 - Replacement and
Cleaning置換・洗浄 - Power動 力
- Wastewater
Treatment排水処理 - Scientific
Research研 究

熱処理
熱処理とは素材の完成度を高めるため、加熱・冷却により性質を変化させる処理のことである。
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製鋼
溶鉱炉上部よりコークスと鉄鉱石を交互に入れ、炉の下部からは1,200℃の熱風を酸素と吹き込み,鉄鉱石を溶かす。上部ではコークスが燃焼し熱源になり鉄鉱石を還元する。
使用ガス
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ガラス
ガラスの原料となるリサイクルガラスや砂を超高温で溶融させる。
使用ガス
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サブゼロ処理
低温液化ガスを使用して鋼を急冷し組織を変化させる。
使用ガス
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冷やし嵌め
内部の金属を急冷し収縮している間に外側の金属の中に二つの金属部品を嵌め込む作業。
使用ガス
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ばりとり
ゴム、プラスチック等を型にいれて成型するときに発生するバリをLN₂,LCO₂の冷却力によって脆くし衝撃によって除去する。
使用ガス

溶接・溶断
溶接とは2つ以上の部材の接合部に、熱、圧力、溶加材を加えて、接合部が連続性を持つ一体化された1つの部材とする接合方法である。
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ガス溶接・ガス溶断
可燃性ガスの燃焼熱を利用して金属を溶融して溶接・溶断する方法。
使用ガス
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CO₂溶接
シールドガスに二酸化炭素を使うアーク溶接を、炭酸ガスアーク溶接と言う。一般的に炭酸ガス溶接は、不活性ガスを使う溶接よりスパッタが多くなり、溶接外観が悪くなる。その一方で、炭酸ガスは溶接は溶け込みが深い。
使用ガス
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MAG溶接
シールドガスに不活性ガスと炭酸ガスを混合して使うものをマグ溶接という。炭酸ガスアーク溶接と比較して仕上がりが美しいが、溶け込みは浅い。そのためアークを細くしてエネルギーを集中させる作用のある炭酸ガスを不活性ガスに混ぜたのがマグ溶接である。
使用ガス
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MIG溶接
アーク溶接のうち、シールドガスに不活性ガスを使い、溶接する方法。不活性ガスに数%の酸素を混合して使用する。
また、アルミ材の溶接にも優れた性能を持つ。使用ガス
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TIG溶接
電気を用いたアーク溶接方法。電極棒に消耗しない材料のタングステンを使用して、別の溶加材(溶接棒)をアーク中で溶融して溶接する方式である。
また、アルミ材の溶接にも優れた性能を持つ。使用ガス

置換・洗浄
反応を起こしやすいガスに反応しにくい窒素等を置換し危険の低減を図る。また、水道管内などの汚れを窒素ガスを利用しクリーニングする。
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動力
機械を動かす動力源として利用される。
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排水処理
魚や生活排水に悪影響を与えるアルカリ性の廃水を炭酸ガスで中和してから廃棄する。
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pH調整
ダム工事、トンネル工事、地下鉄工事等で発生した廃水はpH調整を行わずに廃棄することは出来ない。
石炭と水が反応してCa(OH)2生成されることで魚や生活用水に影響を及ぼす可能性がある。
様々な分野で強アルカリ剤として酸性物質の洗浄用や殺菌、漂白用に使用される苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)も廃棄の際には排水処理を行う必要がある。使用ガス

研究
高純度材料の微量不純物の分析用やガスクロマトグラフィー分析用キャリアガスとして用いられる。
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